最近ソーシャルサービスで見られるようになったのがBarタイプのナビゲーションです。これまでのヘッダ位置のグローバルナビゲーションなどとの違いは明らかで、既存サイトへの付加機能としているため、既存サイトのデザインに影響することなく表示出来る方法として採用されています。
最近話題のサービスでBarメニューを採用しているのが、Google friend connect(GFC)のSoclial barと、Digg barです。
Digg barはURLの短縮やらでいろいろ問題になっていましたが、機能を実用的に上手くまとめた印象を持っています。面白いのはGoogle Friend Connectの変遷です。はじめに出たときはカラムに設置するタイプでしたが、よりソーシャルツールとしてサイトコンテンツとユーザを結びつけるためBarタイプへと進化しました。
ただ、これらのメニューはあくまで現サイトへの後付けの機能となるため、UIおよびUsabilityに問題が生じてしまうのも否めません。
まずはサイトとデザインが一体化しづらいため、ページの機能として操作するということに違和感があります。Diggの場合は、どちらかというとYahooツールバーやGoogleツールバーといったブラウザ機能に近い使い方だったりしますし、デザイン的にもサイト側というよりブラウザ側に属するようにみえるので比較的違和感がありませんが、GFCはサイトコンテンツに関連が強いにもかかわらず、デザイン的にも機能的にも違和感を感じてしまいます。
特にUsability的には、GFCはドロップダウン時にドロップダウンメニュー以外をクリックしても、ドロップダウンが閉じないなど、操作していても違和感があります。
今でもブラウザのプラグインや標準パッケージ的にYahooバーなどが追加されているものがあり、また、タブが主流になったことでブラウザのメニューエリア自体が かなり高さが増している状態なので、こういった機能でどんどんサイトの頭が重くなっていくのはちょっと考え物ですね。(GFCはフッタにもつけられますが)そういう意味で はGFCはヘッダがタブしかないClomeとの相性を考えて作られたのかもしれませんね。
ただ、これらのサービスが増えるに従い付加型でないサービスにもBarタイプのナビゲーションが使われ始めているようです。以前にも紹介したWordpressのBuddy pressがそうですね。今後もこのスタイルのナビゲーションは増えそうです。
ただ、どうせならMicrosoftのOfficeで採用されているリボン型メニューのいい点を取り入れてもっと幅を広げてしまいサイト内メニューを全て取り込むぐらいでもいいかもしれませんね。
Digg barの詳しい情報はこちらを参照ください。
ITメディア:Digg、参照URLを短縮できる「DiggBar」を公開
Google Friend Connectの参考サイトはこちらをどうぞ。
http://www.ossamples.com/freestyle/ http://www.ossamples.com/socialmussie/music.htm